訪問介護の仕事って何があるの?

訪問介護のお仕事の種類には大きく分けて以下のお仕事になります。

・身体介護・・ご利用者様の身体に関わる援助。主なケア内容は「入浴介助」「食事介助」「移動・移乗介助」
「排泄介助」

・生活援助・・身体に触れずに行うケア(主に家事支援)
主なケア内容は「掃除」「洗濯」
「調理」「買い出し」

・通院等乗降介助・・施設や病院に向かうご利用者様の移乗や移動の介助

以上の事を、ケアマネージャー様の組んでいただいたプランを基にケアを行います。また、介護保険では対応できないサービスやルールもあるので、ケアを行う際は、禁止事項を学んでおくことが重要です。

訪問介護の役職の種類

訪問介護における役職の種類やそのお仕事内容を紹介します。

管理者・・訪問介護事業所の管理を統括して行う立場であり、自社内でサービス提供責任者と連携し事業所が円滑に回る
ように様々な事項を調整する立場。 

サービス提供責任者・・管理者の指示のもと事業所を円滑に回せるように調整する立場。
主なお仕事は、訪問介護員の教育や指示役、多職種との連携、実際の現場におけるケア等

訪問介護員・・管理者やサービス提供責任者の指示のもとケアマネージャーのプランに沿って訪問介護を行う。

介護事務・・事業所の事務全般を担う立場。管理者やサービス提供責任者と連携し書類の整備や研修の計画、請求業務や、生産性向上における取組、感染症や災害へのBCP計画の考案等、その仕事は多岐に渡ります。

以上、訪問介護事業所では全ての役職が連携しチーム一丸となってご利用者様のケア及び事業所運営を行ってゆく必要が
あります。

雇用形態における違い

訪問介護において雇用形態により一日のスケジュールが変わります。
正社員とアルバイト・パートにおいての違いについてご説明します。

正社員・・1日8時間、週40時間の労働になります。1日の勤務時間の中で事業所のスケジュールに基づきケアを行います。
移動時間や休憩時間も含まれます。空いた時間は、事務作業や管理者、サービス提供責任者とのやり取りを行います。

パート・アルバイト・・勤務可能な時間の中でスケジュールに基づきお仕事をしていただきます。

雇用形態に共通していることは、ケアマネージャーのプランを基に事業所スケジュールに沿って勤務をしていただきます。

訪問介護員の1日の流れ

訪問介護において、スケジュールは様々です。ここでは、例を基に雇用形態別のスケジュールの例をご紹介します。

<正社員の場合>

8:30~9:00・・事業所に出勤又はご利用者宅に直行

9:00~9:30・・ご利用者宅にて身体1の訪問

9:30~10:00・・移動

10:00~11:00・・ご利用者宅にて身体1生活1の訪問

11:00~11:30・・移動

11:30~12:30・・昼食・休憩

12:30~13:00・・移動

13:00~14:00・・ご利用者宅にて身体介護2の訪問

14:00~14:30・・移動

14:30~15:00・・ご利用者宅にて身体介護1の訪問

15:00~15:30・・移動

15:30~16:00・・ご利用者宅にて身体介護1の訪問

16:00~16:30・・事業所へ帰社

16:30~17:30・・記録業務・退勤

※訪問件数によっては事業所へ寄らず直帰の場合あり。


<パート・アルバイトの場合>4時間勤務の場合

13:30~14:00・・自宅からご利用者宅へ直行

14:00~15:00・・ご利用者宅にて身体介護2の訪問

15:00~15:30・・移動

15:30~16:00・・ご利用者宅にて身体介護1の訪問

16:00~16:30・・移動

16:30~17:30・・ご利用者宅にて身体1生活1の訪問

17:30・・退勤

※申し送りや指示等は、常時電話やツールにて行う。

※勤務可能時間によりタイムスケジュールは変わります。

※6時間以上の勤務の場合は法廷に基づき休憩を取ります。

※午前勤務の場合もあり。